指定文化財 木造阿弥陀如来及び両脇侍像(三躰)
万福寺は、天台宗比叡山延暦寺に属する古刹。本堂に安置される本尊阿弥陀如来像は、鎌倉時代の初期に火災で消失しましたが、 現在の像は寛喜4年(1232)に澄円、聖賢両大徳によって彫刻されたものです。内部に「大権進僧澄圓大徳右志者為偏出離生死往生極楽、 大佛師僧聖賢大徳、證大菩提造立畢、寛喜四歳次発巳二月」の墨書銘があります。
また、両側の脇侍像は伝教大師(最澄)の作とされています。指先の曲線や豊かな姿は鎌倉時代の作風を現在に伝える九州地方でも 屈指の名作として三躯ともに国の重要文化財に指定されています。
- 国指定重要文化財(彫刻)
- 【昭和19年9月5日 指定】
- 像高:中尊78.8cm、脇侍99.1cm
- 作成時期:鎌倉時代
お問い合わせはこちら |
---|
社会教育課
TEL:
0985-75-2361
メールアドレス:
[email protected]
|
- 重要なお知らせ