水道水における有機フッ素化合物の水質検査結果について
有機フッ素化合物(PFAS)とは
水や油をはじく性質や、熱や薬品に強い性質があるため、撥水剤、泡消科薬剤、コーティング剤などに用いられてきました。
人の健康への影響については、まだ研究段階で毒性評価が定まっていません。しかし、自然には分解されにくく、蓄積性を有することから、現在、国内外において製造・使用が規制されています。
令和2年4月、厚生労働省は有機フッ素化合物(PFAS)であるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)について水質管理目標設定項目に追加し、PFOSとPFOAの合計値が0.00005mg/L(※1)以下となるように暫定目標値(※2)を設定しました。
※1 50mプール(約1600m3)に目薬2滴(約0.08g)添加すると約0.00005mg/L
※2 人が一生毎日2Lの水を摂取し続けても、健康に影響がないとされる濃度
PFOS・PFOAの水質検査結果について
水質検査の結果、厚生労働省の定める水質基準の暫定目標値に対し、測定できる最下限値の0.00005mg/L未満となり、いずれも問題はありませんでした。
採水場所 | 分類 | 採水日 | 暫定目標値(㎎/L) | 検査結果(㎎/L) |
検査機関 |
向高地区 公民館 |
浄水 | 令和6年 7月19日 |
0.00005 | 0.000005 未満 |
株式会社 東洋環境分析センター |
平原地区 公民館 |
浄水 | 令和6年 7月19日 |
0.00005 | 0.000005 未満 |
株式会社 東洋環境分析センター |
狩野地区 公民館 |
浄水 | 令和6年 7月19日 |
0.00005 | 0.000005 未満 |
株式会社 東洋環境分析センター |
高尾加圧 ポンプ場 |
浄水 | 令和6年 7月19日 |
0.00005 | 0.000005 未満 |
株式会社 東洋環境分析センター |
・定量下限値とは
定量下限値とは、その分析法又は目的とする精度において、正確に定量できる最小値の事をいいます。
試験結果に「~未満」と表記されているのは、定量下限(定量が可能な最小値)を下回った時に「(定量下限値)未満」と
記されています。
定量下限値未満とは、定量できるほどの量は無かったという意味で0(ゼロ)とは意味が異なります。
お問い合わせはこちら |
---|
上下水道課
TEL:
0985-75-3653/0985-75-9407
メールアドレス:
[email protected]
|