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本庄の石仏

本庄の石仏

本庄の石仏の写真

石仏のある松森山は国富町の町筋から南西へ約1kmの田尻地区にあります。
松森山の石仏ともいわれる本庄の石仏は、薬師如来像で、丘陵の中腹にある観音堂前から坂を少し登った所の岩壁を利用して彫刻された磨崖仏です。
地上から光背の上端まで約5.8m、頭部から腰部まで刀痕が現れていますが、地上より約4.42m、肩幅約1.51mを数えます。
薄肉彫りの巨像で、下半身は摩滅していますが、尊容は端麗で作技も優れています。
松森山はまたの名を日羅山といい、日羅上人開基と伝える竜宝山松森寺のあった所です。
松森寺が隆盛であったころ、寺院裏手の岸壁中央に前述の巨大な薬師如来像、右側に5躯の小像、左側に岩窟が刻まれました。この地が中心部で、さらに40m下がった奥地の南方に寺崎寺が、北側に観音堂がありました。
寺崎寺跡北側の岸壁には、観音菩薩と不動王が、観音堂跡近くの岸壁には弘法大師が彫られています。
このように所々に岸壁仏を有していたので、石仏寺として知られていました。
夫婦岩、観音岩と不動岩などをみていると信仰に厚かった人々の一心に祈る姿が浮かぶようです。

  • 県指定史跡(磨崖仏)
  • 【昭和8年12月5日 指定】
  • 所在地:国富町田尻

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