特産品「宮崎牛」
「いだだきます」と「ありがとう」。~牛繁殖農家の食卓から教えてもらったこと~

私たちが皆さんにお届けするのは、美味しさ日本一の宮崎牛と、その生産に携わる畜産農家の皆さんの笑顔、そして最高の品質を追い求める熱い想いです。
届けたいのは生産者の笑顔と熱い想い

令和4年10月、和牛のオリンピックともいわれる全国和牛能力共進会「肉牛の部(おいしさに関係する脂肪の質を評価)」で内閣総理大臣賞を受賞した宮崎牛。受賞した3頭全ての種牛(父親となる牛)は、国富町で畜産を営む籾木茂さんの祖父、故・籾木武敏さんが生産した「第5安栄(やすさかえ)」です。
現在は茂さん美佳さんご夫婦が、武敏さんの後を継いで牛の世話をしています。この日、牛舎をたずねると小学校から帰ってきた嵐馬琉(らんまる)君と保育園に通う琥次朗(こじろう)君もお手伝いをしていました。エサをあげたり掃除をしたり、ときには兄弟ゲンカもありますが、家族みんなで笑顔の絶えない作業です。

どうですか!?この琥次朗君の腰の入れ具合!とても保育園生には見えません。お兄ちゃんの嵐馬琉君も慣れた動作で給餌していきます。巨大なマシュマロ(牛さんのエサ)は二人の遊び場でもあります。
いただきます。と、ありがとう。

籾木さんは繁殖農家。子牛の出産から立ち合い、3、4か月ほど育てた後、キャトル(セリにかけられるまでの子牛を預ける施設)へと引き継ぎます。
そんな牛農家に嫁いだ美佳さんですが、実は茂さんと結婚するまではベジタリアンでした。
「牛さん育てていて、よく焼肉食べられるね」
ある日美佳さんが茂さんに言いました。すると返ってきた答えは
「一生懸命育ててるから」
その答えを聴いて、美佳さんの考え方は大きく変わりました。「人間のために殺された生き物だから食べるのが可哀想なのではなく、だからこそ命に感謝をして、美味しくいただかなければいけない」そう思うようになりました。
生まれてきた子牛にミルクやエサをあげるお手伝いをしてきた子どもたち。キャトルへ連れて行かれるのを泣いて見送ることもあります。
子牛がこの後どうなるのか―。5歳の琥次朗君も「なんとなく分かっているのでは」と母親の美佳さん。子どもと一緒に立ち会った子牛の出産が死産だったこともあります。籾木家の食卓では「いただきます」は命をいただくことへの感謝の言葉です。
それでも、まだまだ子どもですから食べ物に好き嫌いがでることもあります。そんな時、茂さんは「この野菜は誰がつくってくれたのかな」と問いかけます。牛に限らず、食べ物が食卓に並ぶまでには、いろんな人の関わりがあります。籾木家では「ありがとう」は支えてくれる人たちへの感謝の言葉です。
じいちゃんの背中を追って

肉牛をよりおいしく改良していくためには種牛の存在が非常に重要です。
「第5安栄」という素晴らしい種牛を生み出した武敏さんも「きっと天国で喜んでいる」と、茂さんは今回の受賞を振り返りました。と同時に、小さい頃から見ていたじいちゃんの背中を追いかけ、今度は自分が第5安栄を超える種牛をつくりたいと意気込んでいます。
最近では町内の生産者同士の交流や情報交換も積極的に行い、切磋琢磨しています。
国富町には籾木さんのように熱い思いを持った生産者がたくさんいます。返礼品が食卓に届くまでには、生産者はもちろん数多くの人が支えてくれています。ご家族で食卓を囲み、「いただきます」と「ありがとう」の気持ちで「日本一美味しい」宮崎牛を是非お召し上がりください。
ふるさと納税返礼品として全国へ
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